神崎安志は神崎家の婿養子として、劣等感に苛まれながら日々を送っていた。妻の神崎蘭奈との間に一人息子を授かっていた。ある新春、蘭奈が親戚を出迎えるために外出し、タオルで子供をお風呂に入れるよう念を押したが、安志はあえて浴槽を使い、電話に気を取られた結果、子供を溺死させてしまった。パニックに陥った彼は赤ん坊の遺体を隠し、現場を隠蔽した。神崎家の者たちが次々と訪れ子供に会いたがったが、彼はいずれも断って会わせなかった。蘭奈は次第に不審を抱き、子供の無事をこの目で確かめると固く決意した。
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